NARUTOコスなら、ほとんどの人が持ってる
「クナイです。」
上忍バージョンのカカシをするのに、手ぶらもどうかな？
と、言う事で急につくりました。
かなり適当に、いいかげんに作業していたので
サイトにアップするつもりも無く、写真も撮ってなかったんですが
KANAがアップしろ！と言うので、数枚完成前の物を撮影。
あとは、イラストで説明していきます。

型紙作成〜パーツ切り出し

型紙と言っても、刃の部分になる骨組みの分だけなので、特に計算もせず
適当に方眼紙に描いてみる。

上のが１枚、下のが２枚必要です。

ホントはね、紙の段階で全パーツ製図して、
切り取って組んでみて、おかしな所を修正したりすると良いのだけれど
めんどいのでパス。後で泣き見てもいいからパス。

１ミリプラ板に型紙をトレスして、Pカッターで切り出していきます。
さすがにめんどくさくても、ハサミで切り出すのはパス。
丸や四角なら別にハサミでもOKなんだけど
鋭角な三角は、曲がったり反ったりするので、カッターの方が無難よね。

各パーツを紙やすりで整形。
型紙ドンピシャまで、綺麗に削ります。

刃部分組み立て

整形の終わったパーツを、瞬間接着剤で図のように接着。
前の工程でキレイに削れてれば、キッチリ十字になるはずですが
方眼の上などに置いて確認しといた方がいいですね。

刃の表面を作って行くわけですが、キッチリ製図してパーツを作った方が
間違いなくキレイに出来ます。
でもめんどくさいので、０．５プラ板に直接パーツを置いて
線を引いてカッターで切り出します。
ずいぶん荒っぽい作業をしてますが、多少の隙間は
後々パテで埋めれるので、気にしない気にしない。

切り出したパーツを瞬間接着剤で接着していきます。
キッチリ作ったパーツではないので、隙間だらけでした。

お買い物〜持ち手部分作製

今回、家にある余り物だけで作ってしまうつもりだったので
ハンズに行って素材選びなどする気もなく
足りない物は、近所のホームセンターと100均で揃えました。

揃えた物は、直径１０ミリの塩ビパイプと持ち手のリング。
塩ビパイプはホームセンターですぐ買えたのですが、リングがなかなか見つかりません。
二軒の１００均をハシゴして、いろいろ探してみたのですが
大きかったり、細かったりピッタリサイズが見つかりません。
いいサイズがあっても金属製で重すぎたりと、かなり困難を極めたのですが
最終的に購入したのは、赤ちゃん用の手持ち玩具でした。

ガラガラガラ〜と音が鳴るように、いろんなパーツがついてる玩具の
リングパーツがドンピシャサイズで、側面に溝が彫ってあるのですが
そんなもん後で埋めりゃええわ！
と言う事で１００円で購入。

塩ビパイプを握りこぶしサイズにカット。
リングを取り付ける部分を、リューターで削って
瞬間接着剤で接着。
刃の部分とも接合、接着。

すでにパテ盛りしてあるのは無視・・・。

パテ作業

各パーツの接合面、リングの溝に
ポリパテを盛って乾燥。
その後紙やすり、耐水ペーパーなど荒目から細かい目の順番で
削っていきます。

削り中に欠けたり、えぐれたりしたので
その部分にさらにポリパテを盛って乾燥、整形。
できるだけ滑らかに、段差が出来ないようにキレイに削ります。

塗装

まずサフェーサーで下地塗装。
この時点で傷や気泡が目立つようならば
再度パテ盛りになるのですが
今回は幸い目立つ傷も無かったので、このまま塗装に入ります。

本当はガンメタ系の色で塗りたかったんですが、
家に無かったのと、買いに行くのが面倒だったので
比較的色の近い、「チャコールグレー」の水性スプレーを使いました。

完成〜独り言

完成です。青く見えるのはたぶんTVの光の反射。
ツヤ有り塗装なのでピカピカです。
今回は思いつきで製作に入ったので、
間に合っても間に合わなくてもいいや・・・って感じだったんですが
実際かかった時間は半日くらい？
一日あれば余裕の仕事でした。
経費もほとんど家にあった余り物なので、計２５０円くらい。

前々から造り屋サイトや、商業品の値段を見て
「こんな値段払うんやったら、作った方が安いなぁ」と
作りもせんのに、文句ばっか言ってたんですが
実際安く作れたので、チャラということで・・・。

でもこれを複製するとなったら、やっぱりあの値段になるだろうなぁ。

まぁでも今回、商業品にも負けんくらいの物が出来たので
凄く満足してます。(多少の気泡は無視してね。)

半日くらいで出来たのは、短時間で硬化するパテを使っていたのが良かったのかね。
厚めに盛っても一時間ほどで固まるこのパテはおすすめです。
しかし最近「光硬化パテ」と言うのが出まして、
直射日光で１分、蛍光灯で２分で固まるそうで
気泡埋めやら隙間埋めに、便利だろうなぁと思いましたよ。
いずれ使ってみたいと思います。