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普段、製作時に考えている事や、
頭の隅っこに置いてあることを、つらつらと書いてあります。
暇があれば読んでみてください。
〈素材選び〉
一人暮らしをしているならば、あまり考えないスペースと製作時のゴミ。
これが人間3人、猫2匹、犬1匹となると、なにかと不都合が生じるわけで、
普段は肩身が狭い境遇ではないにしろ、自然と気を使ってしまうのです。
FRPやキャストを使えば、Goodな仕上がりになるのは間違いないけれど、
ガラス繊維が飛び散ったり、強烈な臭いを発する事を考えれば、
手が出せない素材になってしまうのです。
(費用もかさむし、と言わないのが見栄っ張り丸出しですが。)
しかしゴミの出ない素材などあるわけなく、毎度ながらこの時点で頭を抱える始末です。
東急ハンズに住めれば、何の問題もないのだが・・・。
〈妄想に耽る〉
いや、現実逃避とかではなく(製作真っ只中にはありますが。)
素材を前にして、出来上がりを想像するって意味です。
もちろん図面を引いたり、型紙を作ったりするのですが、
まず頭の中でじっくり作業工程をシミュレートしつつ、完成品を作ってしまうんです。
しかもかなり悲観的に。
わざと面倒な工程をいれてみたり、ひどい時は完成しなかったり。
頭のつくりがおかしいのか、これをせずに突発的に作ってもうまくいかんのです。
実際に手を動かした時に修正が効き易いとか、作業中に楽な方法を思いついたりとか。
ヤンのメンタル的な部分なので、なんの参考にもなりゃしないけど。ぎゃふん・・・。
〈描く、書く〉
特撮物なんかだと、劇中プロップがあるので比較的、物の形やサイズが判りやすいんですが、
アニメ、コミックの2D作品になると、コマによって形や装飾が違ったり、
長さ、大きさまで違うなんて事ザラにあります。
我が家では2Dマジックと読んでますが。これを修正するために絵を描きます。
実存する似たような物を資料にしたり、作品の設定資料なんぞを使って、
各部分の良い所を引っ張ってきて一つにまとめあげる作業です。
だがしかし、ここでまた例の2Dマジックが出現するわけです。
〈リサイズ〉
意外と盲点なのが、実際の人間とキャラクターの体型の違い。
当たり前だと御思いでしょうが、骨格からして全然違う生き物なので、
設定資料なんかのサイズで作ってしまうと、へんてこになる恐れが大アリなのです。
極端に大きかったり、小さかったり。
資料に忠実に作るのも大事ですが、あくまで小道具は引き立て役なので、持ったときに様になる
写真に取ったときに、人物を邪魔しない程度に絵になるサイズに変換させてしまいます。
この時にパーツの位置なんかも、持つ人間の腰の位置、四肢の長さに合わせてずらしたり、
パースをつけてみたりとデザインしなおしてみます。
ついでに使う素材を妄想しつつ、重量もある程度考えておきます。
軽くて壊れないが理想ですが、無茶ですね。
とんがり部分なんかも柔らかい素材に出来ないか考えておくのも良いですね。
人ごみで持ち歩く事になると思うので。
矛盾だらけの作業ですが、後々良い結果を生む事になります。
面倒臭いけどね・・・。
〈また素材選び〉
デザインも出来たところで、真剣に素材選びを始めます。っていうか購入ですね。
ある程度描いてる最中に、ここはアレ、アレを加工してココに使うってな具合に妄想しているので
あまり迷う事はないですが、逆に絵にした途端、使えないぢゃん!って素材も出てきます。
記憶を頼りに、あれがいいか、これがいいかと頭を抱える事もしばし。
そんな時ヤンは、迷わず東急ハンズの素材売り場に直行です。
ドラゴンボールの悟空が、地球のみんなから元気をわけてもらい元気玉を撃つように、
ハンズの素材達から、気を分けてもらってアイデアを出しに行くのです。
何故か山ほどの素材に囲まれると、憑き物が取れたようにアイデアが出てくるのが不思議です。
まさに摩訶不思議アドベンチャーです。
〈作製〉
素材も揃った所で作製です。
これ以降はworksの作業工程を見ていただくと光栄です。
もちろん順風満帆に進むわけもなく、気が付けばまたハンズに居たりする日々が続きます。
自分で小道具類を作った事の無い方が、ここを読むと
「作り屋さんにまかせれば良いやん。」と思う率120%ですが、
まさに正解です。ただ自分で作ると愛着湧きますよ。意外に楽しいですよ。
大っぴらにお薦めしませんが、障子の陰からこっそりとお薦めします。
一度やってみてください。
ファクトリーへ。
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